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柔道

日本伝統の武道をご紹介するのですが、柔道は嘉納治五郎さんが明治15年に講道館において創始した比較的新しいものです。
ただ新しいとはいっても、オリンピック競技にも採用されていて世界的にも普及しているものだと思うので、一番初めにご紹介してみようと思います。

もちろんオリンピックの柔道はスポーツなのですが、武道としての柔道は単なる勝利至上主義ではなく、「精力善用」「自他共栄」を基本理念「柔能く剛を制し、剛能く柔を断つ」を真髄として、精神鍛錬という面も重要視しています。

もともと柔道は、武士の武術だった柔術から発展したものです。もともと嘉納治五郎は柔術のいくつかの流派を学んで、それらを組み合わせて柔道をつくったそうです。

そして警視庁の武術大会で活躍したことで、講道館柔道を警視庁の必修科として採用され、全国に広まったとういことです。

最近では、総合格闘技などでも柔道出身の選手が活躍していますし、かなり実践的にも強い武道なんだと思います。
ただ、外国の選手などに多いような気がしますが、マナーの悪い選手もいて残念な気持ちになるときもありますよね。

嘉納治五郎先生の「精力善用」「自他共栄」の理念も、柔道とともに浸透すると、もっといいのになぁなんて思います。

※精力善用
自分の持っている心身の力を、社会に対して善い方向へ用いるという理念。
※自他共栄
相手を敬い感謝し信頼し助け合う心を持って、結果として自分だけでなく他人も共に栄えるようにという理念。

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